米アルコア4-6月期:純利益62%増の過去最高-株価は下落(4)

ダウ工業株30種平均構成企業の先陣を切っ てアルミニウムメーカー最大手の米アルコアが10日発表した第2四半期(4- 6月)決算は、純利益が前年同期に比べ62%増え、過去最高益を達成した。製 品価格上昇と需要の伸びが寄与した。利益は一部アナリストの予想を下回り、株 価は時間外取引で下落した。

純利益は7億4400万ドル(1株当たり85セント)と、前年同期の4億 6000万ドル(同52セント)から増えた。売上高は前年同期比19%増の79億 6000万ドルだった。純利益には3500万ドル(1株当たり4セント)の労務コス トが含まれる。

アルコアが精錬したアルミニウムの価格は平均で38%上昇した。アレイ ン・ベルダ最高経営責任者(CEO)は、世界のアルミニウム需要は2020年ま でに倍増すると見込み、米国外にも精錬所を拡大している。アルコア株は5月、 買収対象となるとの観測を背景に2年ぶりの高値を付けていたが、ベルダCEO はこの日、買収提案は受けていないと述べた。

ソレイユ・セキュリティーズのアナリスト、チャールズ・ブラッドフォー ド氏(ニューヨーク在勤)は決算発表前に、「現時点ではアルコアに追い風が吹 いている」が、「第3四半期(7-9月)には金属価格が下落し、環境は今より 悪くなるかもしれない」と話していた。同氏は1株当たり4セントの労務コスト を含めたベースで1株利益85セント、除いたベースでは同89セントを予想して いた。

調査会社トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト16人の予想平 均は1株利益86セントだった。

決算は通常取引終了後に発表された。株価は時間外取引で一時、4.1%安と なった。通常取引終値は前週末比14セント(0.4%)安の33.41ドル。

キーバンクのアナリスト、カーク・シュミット氏は「利益が予想通り、また は若干低かったこと」や、「買収提案を受けていないというCEO発言」が株価 の下げ材料になったと指摘した。

ベルダCEOはまた、アナリストとの電話会議で「第1四半期(1-3月) が好調だった上に、第2四半期の利益はさらにそれを22%上回った」として、 「第3四半期にそれを繰り返すことはできないと思う」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE