上海・ロンドンの銅相場:上昇-南米での鉱山ストによる供給減を懸念

ロンドンと上海の銅相場は10日、ともに 上昇している。チリのエスコンディダ銅鉱山の労働者がストライキに突入し、世 界の銅供給がさらに逼迫(ひっぱく)するとの懸念が高まっている。

チリやメキシコでの労働争議の影響で銅供給が減少していることから、ロン ドン金属取引所(LME)の指定倉庫の銅在庫は、4週連続で減少している。エ スコンディダ鉱山労働組合のネベンコ・ディアズ代表は、来月予定されているス トを回避するためには、豪BHPビリトンが同組合への賃金提示額を引き上げる 必要があるとの見解を明らかにした。BHPは鉱山最大手。

中国国際フューチャーズ(上海)の金属アナリスト、蔡洛益氏は10日の電 話インタビューで「ストへの懸念や労働争議が継続していることから先行き不透 明感が広がり銅相場に影響を与えている」と指摘した。

ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場(3カ月物)は、シンガポール 時間午前9時39分現在、前週末比最大60ドル(0.8%)高の1トン当たり 7800ドル。

上海先物取引所の銅先物相場9月限は、前週末比最大1560元(2.3%)高 の1トン当たり7万580元と、6月6日以来の高値となった。上海時間午前9 時42分現在、6万9880元で取引されている。

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