英ポンドが円抜き第3の通貨に浮上-世界の中央銀行の外貨準備

世界の中央銀行は、準備通貨としての英ポ ンドの保有を増やしている。中銀の保有増を背景に、上期(1-6月)のポン ド相場は対ドルで、16年で最大の上昇を演じた。

国際通貨基金(IMF)によると、世界の中銀は3月末時点で英ポンドを 1150億ドル(約13兆1000億円)相当保有。外貨準備にポンドが占める割合は 4%と、IMFがデータの公表を開始した1999年以来で最大となった。海外中 銀の保有増は英国債利回りを抑え、同国の景気の追い風となっている。

オマーン中銀のハムード・アル・ザジャリ総裁は先週のインタビューで、「ポ ンドはリターンが高く、魅力的だ」と話した。同中銀は外貨準備の5%をポン ドで保有しているという。

中銀の外貨準備に占めるポンドの割合は、2005年初めの3.7%、2004年3 月の2.7%から増えた。ポンドは2005年12月に、円を抜いて第3の準備通貨に 浮上した。第1、第2はドルの66.3%とユーロの24.8%。IMFは約4.4兆ド ルの外貨準備を持つ世界の114中銀についてデータをまとめている。

上期のポンド上昇率7.4%は、1990年上期の19.7%以来で最大だった。投 資家はポンドがさらに上昇すると予想している。ブルームバーグ・ニュースが 投資家やトレーダー、ストラテジストを対象に7日に実施した調査では、回答 者の56%が向こう1週間のポンド上昇を予想した。下落を見込み売りを推奨し たのは17%、横ばい予想は27%だった。

同調査ではまた、調査に答えた56人の61%がユーロに対するドル売りを推 奨。ドル売り推奨は前週の50%から増えた。円に対するドル売り推奨は57%と、 前週の52%から増えた。

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