【個別銘柄】ソフバンク、みずほ、JR3社、キリン、板硝子、近鉄百

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

ソフトバンク(9984):11%安の2300円と4日続落、東証1部下落率ラン キングで1位、売買代金も1位、TOPIX売買代金(概算)の9.7%を占め るに至った。新規参入した移動体通信事業の将来的な成長性に対し、懐疑的な 見方が浮上、メリルリンチ日本証券は6日付で、投資判断を新規に「売り」と した。

みずほフィナンシャルグループ(8411):0.6%安の96万7000円で終了。 前日終値を挟んで上下1.2%以内での小動き。国内景況感の改善が続くなかで、 1年未満の定期預金金利を引き上げるなどリテイル戦略を拡充中。ゴールドマ ン・サックス証券は、みずほFGの目標株価を135万円として、「強い買い推 奨リスト」に継続採用。

東日本旅客鉄道(9020)、東海旅客鉄道(9022)、西日本旅客鉄道(9021):現 在は"3社3様"となっているICカード型の乗車券について、2008年度をめど に相互利用できるようにするとの一部報道を受け、移動や買い物時の利便性が 高まるとみられた。

キリンビール(2503):0.2%安の1815円。一時0.8%高となる場面があっ たが、取引終了にかけて安くなった。他のビールメーカーが苦戦している発泡 酒で、同社は新製品「円熟」の投入効果から販売が好調に推移しており、中間 期業績が計画を上回るとの期待が先行した。

日本板硝子(5202):4.0%安の600円。一時589円まで下げ、約1カ月ぶ り低水準となった。英国ピルキントン社の買収が完了、これまで開示していな かった2007年3月期の連結業績予想を6日に発表した。営業利益目標を350 億円と設定した会社計画について、「当社予想を大きく下回り、失望感が大き い」(クレディ・スイス証券の山田真也シニアアナリスト)との声が出て、売 り圧力が強まった。

ノーリツ(5943):2.8%安の1974円と約1週間ぶりに2000円の大台を割 り込んだ。銅市況の上昇など資材高の影響から、アナリストの間で業績が下振 れる可能性が指摘されている。クレディ・スイス証券は6日、ノーリツの投資 判断を従来の「OUTPERFORM」から「NEUTRAL」に、目標株価を2400円から2000 円に引き下げた。同証では格下げの理由として、目標株価算定に採用していた DCFモデルを残余利益割引モデルへ変更したことを挙げている。

HIOKI(6866)3.5%高と急反発。「窓」を開けての上昇でチャート 上の基調の強さが確認された格好。主力の電気計測器の需要が増加、6日付で 06年12期通期業績見通しを上方修正し、経常益目標を前期比30%増の34億 5000万円と設定、業績に対する安心感から買いが入った。

東芝(6502):0.3%高の750円。半導体NAND型フラッシュメモリーの 生産能力増強に前向きに取り組んでいるようにみえる。得意分野で競争力を高 める戦略を採っており、半導体関連企業のなかでも魅力的な投資先との評価が 高まった。7日付の日本経済新聞は、半導体事業の08年度連結売上高目標が 05年度比7割増の1兆8000億円、営業利益も7割増の2300億円。

リンガーハット(8200):0.5%安の1536円。6日に発表された第1四半期 決算で、人材確保などのコスト増が影響し営業利益は81%減の2500万円と落 ちこんだ。07年2月通期業績予想の未達成懸念から軟調な展開となった。

アデランス(8170):2.2%安の3080円と反落。研究開発費や広告宣伝費 の積み増しにより2006年3-5月期(第1四半期)決算が2けたの減益にな ったことが嫌気された。会社側は新規顧客の獲得を目指してテレビコマーシャ ルを変更しており、「新規顧客数の伸びや売上高を見極める必要がある」(み ずほ証券の渡辺英克シニアアナリスト)との指摘もあった。

近鉄百貨店(8244):1.6%安の241円と3日続落。6日発表の3-5月 期決算は、前年度の"愛・地球博"効果のはく落で減収減益となった。会社側は 07年2月通期の純利益計画を前期比40億円で据え置いたが、天候不順などの 不安定要因もあり、収益の先行きを不安視した売りが優勢だった。

創建ホームズ(8911):5.0%高の21万円と急伸。都心回帰やニューリッチ 層の底堅い需要から、分譲住宅やマンション分譲などの主要分野が好調。3- 5月期の連結決算は、経常利益が4.6倍の3億4500万円となった。東京・城 西地区に地盤を持つ。

ターボリナックス(3777):18%安の13万3000円で202株の比例配分。 約2300株の売り注文を残した。親会社ライブドアが1月に起こした事件の影 響で、営業活動が極めて困難な状況となり、6月中間期売上高予想を60%引き 下げた。影響がさらに尾を引くと、経常赤字に転落するのではとの不安が高ま った。

タカラバイオ(4974):1.9%高の55万2000円で終了。一時は58万8000 円まで上昇した。急性骨髄性白血病に関連するとみられるたんぱく質(FLT 3)の遺伝子の特許使用権を米ベンチャー企業に供与したことが6日明らかに なった。診断薬の開発などが期待された。

ナノテックス(7772):7日、札幌証券取引所アンビシャスに新規上場。 初値は15万円となり、公募価格の12万5000円から20%高い水準となった。 精密計測機器や光測定装置などの開発を手がけており、主幹事はディー・ブレ イン証券だった。

ペイントハウス(1731):50円(34%)安の98円ストップ安で終了。2期連 続で債務超過に陥っていたとしてジャスダック市場の上場廃止基準に該当、整 理ポストに入っていた。上場廃止は9日付だが、この日は最終売買日として処 分売りが増えた。

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