ライブドアオート羽田取締役:大幅な業績回復は2、3年後-コメント

中古車の買い取り・販売を手がけるライブドアオー トの羽田寛取締役は7日までに、事業再建や役員返り咲き人事について次のように答え た。ライブドアオート社長だった羽田氏は実質的にいったん解任され、6月末の株主総 会で取締役に復帰した。羽田氏はまた、ライブドア前代表取締役の山崎徳之氏と共同で ネット新会社を設立、第1弾として音楽関連事業に進出するための準備を行っている。

--赤字が続いているが、事業をどう立て直すのか

「会社の現場スタッフのポテンシャルは同業他社に負けてはいない。経営の舵取り の問題、経営戦略を伝え切れなかった面が業績低迷の要因だ。同業のガリバーからシェ アを奪うことを前提にビジネスを進めたい。現在月間約2000台の中古車買い取りを、 今期中に5000台にまで引き上げたい。経営に復帰して間もない人間が予想をするのは おこがましいが、営業利益で30億-40億円程度の回復はある意味難しくない」

--収益回復の時期は

「ライブドアショックで失ったものは、ネット事業が若干困難になったという程度。 ネットを含めた事業の大きな回復がみえるのは2、3年後ではないか。メドとしては消 費税の税率が10%を超えてくるあたりで、そこで初めてCtoC(消費者間の電子商取 引)のネットオークションの需要が出てくる。ネット事業ではそこに関連した保証や保 険、ローンなどの付帯サービスを提供して手数料収入を頂く」

--業績回復と株主還元策は

「社名を8月1日付で『カーチス』と変更して再出発する。現在ライブドアがオー トの保有株式を51%保有しているが、現在同社は株式を手放すことを前提として調整 を進めている。会社を支えてくれている株主に対しては感謝している、復配も視野に入 れて事業に取り組みたい」

--社長解任から取締役復帰の経緯は

「1月の強制捜査以降にライブドアの人間が代表をやっていることは事業活動に悪 影響が出るとの理由で解任された。2、3月にはマネジメントバイアウトを計画して経 営権を取り戻そうとした。ただ、オートにはポインズンピル条項があり信頼できる人達 との相談の結果、会社を傷つけることにつながる可能性もありその道は断念した」

「その後、ライブドアとオートとの間での紆余曲折はあったが、オートの首脳陣か ら話があり、現場の社員が強く自分の復帰を待っていること、業績建て直しについても 自分抜きでは難しいとの経営判断を正直に話して頂き、会社側の提案として総会を経て 取締役に復帰することになった」

--決断の経緯について抱負について

「社長時代から全国の現場を回っていて会社の事業については手ごたえを感じてい た。快く私を迎えてくれた現場の社員の熱意に応えたい。若い現場社員の人生にある意 味責任をもっているわけだから会社の業績を軌道に乗せる一端は私の責任だ」

--親会社にあたるライブドアと羽田氏の関係は

「既に前回の株主総会で退任しており、現在はなんの関係も無いといえる。親会社 としての意向を私が反映することはんどは全くない。もし、ライブドアの方針とオート との間で会社をよくする方向が別だとするなら私はオートのために何の迷いもなく行動 する」

オート株は、前日比3円(2.0%)安の151円。(午後2時42分現在)

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