GM取締役会、ワゴナーCEOにゴーン氏との協議を指示か-関係者

米ゼネラル・モーターズ(GM)の取締役 会は7日に、リック・ワゴナー会長兼最高経営責任者(CEO)に対し、同社 大株主のカーク・カーコリアン氏が提案しているルノー・日産自グループとの 提携案について協議を開始するよう指示する公算が大きい。同案件に詳しいG M関係者が匿名を条件に伝えた。

同関係者らによると、GMの役員らは日産自とルノーとの提携の利益およ び、ルノーと日産のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)の手腕につい て懐疑的。

JPモルガンのアナリスト、フィリップ・ホウチョイス氏(ロンドン在 勤)は、「カーコリアン氏のやり方で賢明なのは、ゴーン氏の関心を公表する ことで、ワゴナー氏に回答を迫っていることだ」とし、「ワゴナー氏はゴーン 氏の発言内容を事前に知らされていないため、必ずしも悪いことだとは言えず、 ゴーン氏と会談せざるを得ない状況だ」と指摘した。ホウチョイス氏はGMの 株式投資判断を「中立」としている。

GM取締役会は7日に電話会議を実施する。GMの広報担当者、トニ・シ モネッティ氏によると、同会議はカーコリアン氏の6月30日の提携案提出前 に設定されていたもので、ワゴナーCEOの再編策について協議することが意 図されていた。同広報担当者によると、現在、ルノー・日産自との提携案が議 題の一つとなる見込み。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(オンライン版)は6日、GMの首 脳陣は、仏ルノー・日産自動車連合との提携に反対する意見をまとめており、 7日に開かれる取締役会の会合で提示する方針だと報じた。事情に詳しい複数 の関係者の話を基に伝えた。

GM株価のニューヨーク時間終値は前日比22セント(0.75%)安の29.20 ドル。

GM株390万株を保有するT・ロウ・プライス・グループのアナリスト、 デービッド・ジルー氏は、「GM幹部にとって、少なくとも話し合いの入り口 まで行かなければ、判断の誤りということになろう」との見解を示した。