米企業CEOは景気に強気見通し-社債発行活発化、過去最高更新も

米エネルギーサービス会社、クエスターのキ ース・ラッティ最高経営責任者(CEO)は米景気について強気の見方をして おり、ロッキー山脈で天然ガス田の開発を進めるため、同社は債券市場から2 億5000万ドル(約290億円)の資金を調達した。

クエスターと同様の見方をする企業は多い。米通信サービス最大手AT& Tは、アラスカからジョージア州まで光ファイバーネットワークを施設するた め新たな社債を発行した。

ネットワーク機器最大手の米シスコシステムズは、ジョン・チェンバース CEOが米通信ネットワークのサイエンティフィック・アトランタ買収を決め た後、初の社債を発行。米発電大手のNRGエナジーもテキサス州の電力会社 買収の資金を調達するために社債を発行した。

ラッティCEOは、米経済は今年、「かなり堅調な成長」になると予想。「米 国の天然ガス需要が伸びるため、われわれも事業を拡大する」と述べている。 クエスターは83万5000に上る同社顧客の一般世帯と企業の需要に対応する設 備投資資金を調達するため、社債を発行した。

米企業はこれまでにないほど資本市場を活用しようとしている。米連邦準 備制度が今年の米景気拡大は「緩やか」なものになると警告しているにもかか わらず、各社のCEOが楽観的になっていることを示している。上期(1-6 月)の社債発行は4450億ドルに達し、年間では2001年に記録した過去最高の 6760億ドルを突破する可能性が高い。

償還に伴う債務借り換えや、より低い金利での資金調達の動きが広がり、 企業債務は増えている。米債券調査会社クレジットサイツによれば、社債は6 月までで年率8%で増え、03年以来の速い拡大ペースとなっている。昨年は1% 減少だった。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのグローバルファイナンス共同 責任者、ラリー・ウィーゼネック氏は、「産業界は幾分、事業拡大に積極的にな り始めている」と指摘。「皆、かなり野心的」で、各社はさらに社債を発行する 意向だと話している。

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