上海・ロンドン銅:上昇-チャートが買いを示唆、ファンドの投資拡大

ロンドンと上海の銅相場は4日、ともに上昇 している。一部トレーダーが相場動向の予想に活用するチャートで、銅相場がさ らに上昇する可能性が示唆され、投資ファンドによる買いが入った。

ロンドンの銅相場は、過去最高値に達した5月以降、27%下落し、6月14 日には1トン当たり6410ドルとなった。同月29日以降の終値は、7000ドル 台を維持している。上海大陸フューチャーズのトレーダー、王崢氏は、チャート で買いが示唆されていることに加え、米金融当局が利上げを休止するとの観測が 高まっていることも、一部投資家とファンドによる銅の買いにつながったとみて いる。

王氏は4日のインタビューで「ロンドンの銅相場は底を打ったようだ」と指 摘。「7000ドル台に乗せたことが買いの拡大につながっており、新規の投機的 資金が市場に流入している」との見方を示した。

ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場(3カ月物)は、前日比最大 200ドル(2.8%)高の1トン当たり7475ドル。シンガポール時間午前11時 3分現在、7415ドルで取引されている。

上海東方フューチャーズのトレーダー、江明君氏は4日、銅相場が3日、 30日間移動平均値と60日間移動平均値を上回ったことも投資家による楽観的 な相場上昇見通しにつながっているとの見方を示した。移動平均値は、有価証券 の一定期間の平均値を示す。相場がこれら移動平均値を超えて上昇した場合、さ らなる上昇を示唆する可能性がある。

上海先物取引所の銅先物相場9月限は、前日比最大2680元(4.2%)高の 1トン当たり6万7240元。上海時間午前11時4分現在、6万5360元で取引 されている。