仏ルノーと日産自動車:ゴーンCEOとGMの交渉開始を承認(2)

仏ルノーと日産自動車は3日、カルロス・ゴ ーン最高経営責任者(CEO、52)が米ゼネラル・モーターズ(GM)と提携 の可能性について「予備的な」交渉を開始することを承認した。

ルノーの取締役会は、ゴーンCEOはGMが提案した場合に交渉を開始す ることができると発表。日産自の取締役会もこの7時間前に同様の発表を行っ た。投資会社トラシンダを通じてGMの株式9.9%を保有する同社4番目の株主 で資産家のカーク・カーコリアン氏(89)は6月30日、GM、日産、ルノーの 3社による提携を呼び掛けた。

トラシンダの戦略に詳しい関係者によると、カーコリアン氏は、リック・ ワゴナー最高経営責任者(CEO)の業績回復のための計画実行のペースの遅 さに不満を持っている。GMは昨年、106億ドルの赤字を計上した。事情に詳し い関係者によると、ルノーと日産自はGM株の20%を取得する可能性があると いう。

日産自は発表資料で、同社取締役会は「投資会社トラシンダが主体となっ て提案しているルノー・日産アライアンスへのGMの参加についても協議」し たとしている。ルノーは、同様の文言を使った上で、最初の提案を行うかどう かはGM次第だと付け加えた。

GMの3日の株価終値は前週末比38セント(1.3%)安の29.41ドル。カ ーコリアン氏が提携交渉を提案したのを受け、6月30日には8.6%上昇した。 ルノーは0.20ユーロ(0.2%)高の84.20ユーロ。日産自は7円(0.6%)高の 1257円だった。年初からの上昇率は5.2%。