米マスターカードに銀行間の競争阻害の疑い-欧州委、23日に書簡送付

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委 員会は30日、米クレジットカード大手のマスターカード・インターナショナル について、加盟小売店が支払う手数料に最低料金を設定し、銀行間の競争を妨 げた疑いがあると判断したと発表した。

欧州委は、マスターカードの行為は自由競争の阻害を禁じたEUのルール に反しているという「暫定的な結論に達した」と説明。6月23日に同社に対し て異議申し立ての書簡を送付したことを明らかにした。

欧州委によるマスターカードへの警告は、金融サービス業界の商慣行をめ ぐる調査の一環。昨年6月に始まった同調査は、競争法(独禁法)違反や販売 価格のつり上げが対象となっている。英公正取引委員会(OFT)も先週、マ スターカードとビザ・インターナショナルが加盟小売店に請求する手数料を調 査していると発表した。

マスターカードは、欧州委の指摘に書面で回答するとともに、口頭審理の 年内実施を要請する方針を表明。欧州委が同社に「罰金を課すことは想定して いない」と伝えたことを明らかにした。

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