上海の銅相場:反落-米消費者信頼感指数の低下で需要後退観測高まる

31日の上海の銅先物相場は反落。米民間調 査機関コンファレンス・ボードが30日発表した5月の消費者信頼感指数が低下 したことを受け、世界第2の銅消費国である米国の経済成長が鈍化し、銅消費が 後退するとの観測が高まった。

5月の消費者信頼感指数が8カ月ぶりの大幅な低下となり、米国の下半期の 個人消費と経済成長の鈍化が示唆されたことから、ロンドンとニューヨークの銅 相場は30日、反落した。

江西銅業(ジャンシー・コッパー)の先物取引部門マネジャー、陳何輝氏は 中国東部の貴渓市からの電話インタビューで「米国など主要な銅消費国で需要後 退の兆しがある」と指摘した。江西銅業は時価総額で中国最大の銅生産会社。

上海先物取引所の銅先物相場8月限は、前日比最大2810元(3.7%)安の1 トン当たり7万3700元となった。上海時間午前9時22分現在、7万3900元で 取引されている。15日には過去最高値の8万4100元に達した。30日までの3営 業日は続伸し、3日間の上昇率は6.9%だった。

コンファレンス・ボードの発表によると、5月の消費者信頼感指数は103.2 と、4年ぶりの高水準となった4月の109・8から低下した。また、向こう1年 間に消費者物価が上昇すると予想する人の数は昨年10月以来の高水準となった。

ソシエテ・ジェネラル(ニューヨーク)のヘッジファンド・マーケティング 及び商品戦略担当ディレクター、マイケル・グイド氏は30日のインタビューで、 「需要後退の非常に明確な兆し」が過去最高水準からの銅相場下落の要因となっ ているとの見方を示した。