ブラジル株とメキシコ株が下落-金利上昇懸念でリスク資産の魅力低下

29日の中南米株式市場では、ブラジルとメ キシコの主要指数が下落した。世界的な金利上昇が持続し、新興市場株などリ スクの比較的高い資産の投資魅力が減退するとの懸念が背景。

ブラジルのボベスパ指数は、前週末比484.56ポイント(1.3%安)安の

38145.15。鉄鉱石産出大手のバレ・ド・リオドセ(CVRD)が下げを主導し た。メキシコのボルサ指数は同84.67ポイント(0.4%)安の19500.54。モルガ ン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の中南米株指 数は同0.9%下落し2387.62。

ウエスタン・アセット・レッグ・メーソン(サンパウロ)で17億レアル相 当の運用に携わるパウロ・エドゥアルド・クリニ氏は、「新興市場投資のリスク はここ数週間で急激に高まった」と述べ、「あと数日は資金の引き揚げが続くか もしれないが、ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に変化がなければ、すぐ にこうした流れは止まるはずだ」と語った。

欧米やアジアの中銀の利上げ観測を背景に、MSCI中南米指数は5月10 日に付けた最高値から15%下落した。16回連続の利上げを決めた5月10日開 催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録は5月31日に公表される。ま た、米国の雇用統計や欧州の製造業関連統計も今週発表される。