米GEと中国:クリーンエネルギー技術の開発で覚書に調印(2)

発電所タービンのメーカーで世界最大手の 米ゼネラル・エレクトリック(GE)は29日、クリーンエネルギー技術の開発 に関して中国と覚書に調印したことを明らかにした。

GEの発表資料によると、同社と中国は石炭のガス化や風力エネルギー、排 出量と燃料使用量を削減したジェットエンジン、電力効率の良い鉄道機関車、海 水脱塩といった技術について合意した。発表資料は、これらの合意条件の金銭面 での詳細については言及していない。

GEが中国でのクリーンエネルギー需要の開拓を進めている背景には、同国 が環境汚染を減らし、原油依存度を低下させる措置を強化していることがある。 同国政府は昨年11月、再利用可能なエネルギーの占める割合をエネルギー供給 の15%に引き上げるため、今後15年で1兆5000億元(約20億円)を投資す る方針を表明していた。

GEのジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)は人民大会堂で開い た記者会見で、「当社の中国ビジネスは今後4、5年で2倍に拡大するだろう」 と述べた。同CEOによると、2005年の中国の売上高は50億ドルで、今年は 前年比20%増の60億ドル強に上る見通し。伸び率は、GEの世界売上高の伸び 予想である10%の2倍。

GEはまた、環境保護関連の研究開発に向け、上海技術センターに今後5年 で最大5000万ドル投資する。さらに、今後5年で最高2500人の中国人の経営 者や当局者を対象にした経営者・指導者育成プログラムも提供する。

同社は資料の中で、「中国は大量のエネルギーを必要としており、天然資源 の利用可能性に関して大きな課題に直面しているため、今回の合意の焦点は中国 に特にふさわしいものだ」との見解を示した。

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