在英ファンドマネジャー、浮気の代償は10億円‐元妻に慰謝料支払い

英国の最高裁判所に当たる貴族院は24日、 離婚の慰謝料として500万ポンド(約10億円)を元妻に支払うのは行き過ぎだ としてこれの無効を訴えていたファンドマネジャーに対し、同上告を退け、慰 謝料の支払いを命じた。

上告していたのはニュー・スター・アセット・マネジメントのファンドマ ネジャー、アラン・ミラー氏(42)。同氏はほかの女性との浮気が原因で妻の メリッサさんと離婚。結婚生活は3年を待たずに破たんしており、2人の間に 子供はいない。ミラー氏は、慰謝料が高過ぎるとし、浮気に対して金銭的な罰 を受けていると主張していた。

下級裁判所でも、メリッサさんに対する500万ポンドの慰謝料支払いは正 当だとの判決が出ており、その理由として、メリッサさんは結婚の1年前に当 時就いていた医薬品会社の役職を捨て、裕福な結婚生活を「期待するのは当然」 だったことや、2人の破局の理由の「大部分」がミラー氏の浮気にあったこと を挙げていた。

この日の貴族院の判断について、ミラー氏の代理人は、イングランドやウ ェールズでの事例では、夫婦間の財産分割で不貞が大きく考慮された判決前例 はないと主張。また、英国で離婚問題を担当する弁護士らによれば、今回のミ ラー氏の上告に対する判決が、そのほかの「大金」が絡んだ離婚のケースに影 響を与えるという。