新興市場株:11営業日ぶり反発-原油高でエネルギー株に資金戻る(2)

新興市場株は23日、11営業日ぶりに反発。 8年で最長の続落に歯止めが掛かった。原油相場が上昇に転じたことを受け、 ロシアのルクオイルやスルグートネフテガスなどエネルギー株に資金が戻った。

ライフェイセン・キャピタル・マネジメント(ウィーン)で欧州エマージ ング株39億ドル相当の運用に携わるサイラス・ゴルパエガニ氏は「市場は幾分、 自信を回復した」として、「商品相場は依然として安定している。特に原油相場 は、バレル当たり69-70ドルと底堅い」と述べた。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)エ マージング指数は前日比1.8%高の763.24。1月19日以来で最大の上げとなり そうだ。同指数は22日までの10営業日続落で15%下落していた。続落は1998 年8月以来で最長だった。

この日の上昇はエネルギー関連銘柄が約3分の1を占めた。エマージング 指数構成国のなかでは、世界2位の産油国ロシアが最大の上げだった。ロシア のRTS指数は6.8%高と、10営業日ぶりに反発した。

地域では、新興欧州・中東・アフリカ地域がMSCIエマージング指数上 昇に最も大きく貢献した。南アフリカの指数は鉱山株を中心に3.8%高。

MSCI中南米株指数は1.2%高。一時は4.4%高まで上げた。ただ、ブラ ジルのボベスパ指数は1.1%安、メキシコのボルサ指数は1.5%安だった。

韓国の総合指数も0.7%安、台湾の加権指数は1.4%安と、一部の市場では 相場が回復しなかった。エジプト株は7.5%安と、MSCIがモニターする国・ 地域中で最大の下げだった。