中国銀行:IPO価格決定、総額は1.09兆円、6年で最大-関係者(3)

中国4大商業銀行の一角、中国銀行は、香 港での新規株式公開(IPO)の価格を決定した。IPOにかかわる銀行関係 者が24日明らかにした。それによると、公開価格は仮条件レンジの上限付近で 決まり、総額は754億3000万香港ドル(約1兆900億円)となった。

関係者が匿名を条件に語ったところによると、中国銀行は、新株255億7000 万株を、1株当たり2.95香港ドルで売却することになった。IPOの規模は過 去6年で最大となる。IPOには合計で約1590億米ドル(約17兆8200億円) の需要があったという。

最近の新興市場(エマージング・マーケット)株の下落にもかかわらず、 中国銀行株への需要は堅調だった。中国の高成長が同国の銀行の利益を押し上 げることを見込み、投資家は同社株購入に積極的だった。10月に予定されてい る中国工商銀行の120億ドル規模のIPOにも明るい見通しが立った。

ビーコム・ファイナンス(香港)で運用に携わるプレストン・コー氏は「中 国の銀行について悲観的になる理由はない。銀行は常に、経済成長に足並みを そろえて利益を拡大してきた」と指摘した。

中国銀行IPOには機関投資家から1210億米ドル、香港の個人投資家から は380億米ドルの購入希望があった。機関投資家12社は22億6000万米ドルを 購入することになっていた。

中国銀行はIPO価格の仮条件を1株2.50-3香港ドルとしていた。同社 は6月1日の香港市場への上場後に、需要に応じて公開株数を15%増やす可能 性がある。

IPOの幹事はBOCインターナショナル(ホールディングス)と米ゴー ルドマン・サックス・グループ、スイスのUBSが務めている。公開株数は新 株発行後の全株数の10.5%に相当する。

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