マクリービー欧州委員:中国との関係強化で欧州銀の事業拡大を後押し

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委 員会のチャーリー・マクリービー委員(域内市場担当)は、中国における欧州 の銀行の事業拡大を後押しするため、EUは中国との関係を強化したいとの意 向を示した。

金人慶財政相など中国政府当局者と会談するため5日間の日程で同国を訪 問していたマクリービー委員は19日、香港でインタビューに応じ「中国は進化 している。自国経済の開放に伴い、外国資本のさらなる参加を求めている」と 指摘した。

ドイツ銀行、オランダのINGグループ、イタリアのウニクレディト・イ タリアーノなどEU加盟国の銀行は、計160億ドル規模の対中投資をしている 国際金融機関の一端を担っている。中国政府系調査機関が先月明らかにしたと ころによると、今年の同国の成長率は9.6%に達する見込み。一方、欧州委員会 によると、EU加盟国25カ国の成長率は2.3%にとどまるとみられている。

マクリービー委員は「中国の金融サービス市場の開放が進んでいる。EU 加盟国企業が、活発化している中国事業のシェアを拡大できるようにしたいと 私が思うのは、欧州委員として自然なことだ」と語った。

さらに中国の為替制度に関する質問に対しては「中国当局に任せる」とし ながらも、「最終的にはいかなる場合も、市場がこうした問題の答えを出す」と 述べた。16日には、最近の人民元高・ドル安傾向に関する質問に対し、中国当 局者は為替相場の柔軟化に向けて「適切な措置をとっている」との見方を示し ていた。