アルセロール:蘭ミタルの新たな買収案を検討の意向-3兆6800億円

世界2位の製鉄会社、ルクセンブルクのア ルセロールは、同業最大手、オランダのミタル・スチールが提示した新たな買 収案を検討すると発表した。提示額は258億ユーロ(約3兆6800億円)。

アルセロールの取締役会は21日、ミタルが1月に提示した買収案を拒否し たことの正当性を指摘した上で、ミタルが19日に行った提示額の34%上乗せや、 新会社におけるラクシュミ・ミタル最高経営責任者(CEO)一族の経営権限 の縮小を条件にした新たな提案を検討する意向を表明。「ミタル・スチールの株 式の価値とともに事業的なメリットを精査する」ことを明らかにした。

アルセロールのギイ・ドールCEOはこれまで、同社がブラジルなど欧州 外の低コスト国に事業を拡張していることを理由に、独立性を維持した方が株 主のメリットは大きいとの考えを示してきた。

ミタルが買収提示額を引き上げたのを受け、アルセロールの19日株価終値 は34.84ユーロと、前日に比べ9%上昇。株式時価総額は223億ユーロに達し た。ニューヨーク市場で取引されているミタルの株価は同3.1%安の33.10ドル。 時価総額は236億ドル(約2兆6400億円)。