商品相場:金属と穀物に売り、CRB指数25年で最大の週間5.4%低

19日の商品相場は金属や穀物を中心に下落、 週間ベースで過去25年強で最大の値下がりを記録した。背景には利上げが代替 的投資先としての銅や金、銀の魅力を損ねるとの観測がある。

商品先物19品目で構成するロイター・ジェフリーズCRB指数は今週に入 り5.4%低下した。これは1980年12月以来の下落率となる。銅やその他金属の 供給が不足するほか、貴金属に対する需要が高まり、今月11日に同指数は過去 最高水準に押し上げられていた。原油相場は先月記録した最高値から下落。米国 内の燃料在庫が増加したことに加え、イランの核開発をめぐる緊張が緩和された ことが要因として挙げられる。

INGインベストメンツのジェームス・ベイル氏(ニューヨーク在勤)は、 「商品をめぐる憶測が次々と出ている。金属投資で多くの利益が生み出されたた めに、投資家は今は利益を守ることに懸命だ。以前は相場上昇に懐疑的だったの が、今は下落することに対してパニックになっている」と語る。

CRB指数は342.29。今週に入り19.46ポイント低下した。同指数は11日 に過去最高の365.45を記録している。ニューヨーク商業取引所(NYMEX) のCOMEX部門の銅先物相場7月限は前日比24.2セント(6.5%)安の1ポン ド=3.469ドル。同相場は今週に入り10%の下落と1994年10月以来最大の値下 がりとなった。

また、大豆は4週間ぶりの安値、トウモロコシは昨年8月以来で最大の値下 がりとなった。シカゴ商品取引所(CBOT)の大豆先物相場7月限は前日比 11セント(1.8%)安の1ブッシェル当たり5.87ドル。4がつ21日以来の安値 で引けた。トウモロコシ7月限は同7.5セント(2.8%)下げて1ブッシェル当た り2.5275ドル。