ドイツ取引所:ユーロネクストに具体的な統合案提示-競合他社けん制

フランクフルト証券取引所を運営するド イツ取引所は19日、フランスの同業ユーロネクストに対し具体的な統合案を 提示したと発表した。ユーロネクストに対しては、ほかの取引所も合併の関心 を示しており、これをけん制する狙いがある。

ユーロネクストは18日、合併・統合に関し複数の取引所との交渉が「急 速に」進展していることを明らかにしていた。ユーロネクストに関しては、ニ ューヨーク証券取引所(NYSE)の運営会社NYSEグループなども関心を 示している。

ドイツ取引所の案によると、合併後の取引所はフランクフルトに本社を置 き、現金の株式取引と上場手続きはパリを中心に行われることになる。デリバ ティブ取引はフランクフルトとロンドンを中心とし、決済はクリアストリーム のあるルクセンブルクが担う。ただ、ドイツ取引所は統合に関する金額的詳細 は明らかにしていない。

マン・セキュリティーズ(ロンドン)のアナリスト、マームーン・タジ氏 は、「ドイツ取引所は、競合する他社からの提案を振り払おうとしている」と し、「この買収案は、株主に直接訴えかける狙いがあるようだ」と述べた。

この日の発表を受け、パリ時間午後3時8分現在、ユーロネクスト株価は 前日比で一時4.15ユーロ(5.9%)上げて74.95ユーロ。ドイツ取引所の株 価はフランクフルト市場で4.6%高の112.09ユーロ。