上海の銅・アルミニウム:4%下落-米成長鈍化による需要後退を懸念

上海先物相場では18日、銅とアルミニウ ムがともに4%下落した。米国の経済成長が鈍化すれば、銅需要が後退するとの 観測が広がった。

米労働省が17日発表した4月の米消費者物価指数(CPI)は予想を上回 る伸びを示し、米金融当局が追加利上げに踏み切る可能性が出てきた。米国の4 月のCPIは、総合指数で前月比0.6%上昇と、3月の同0.4%上昇を上回る 伸びを示した。インフレ加速により、世界2位の銅消費国である米国の経済成長 が鈍化するとの懸念が高まっている。

投資銀行のN.M.ロスチャイルド・アンド・サンズ・オーストラリアは18 日付リポートで「米CPIのコア指数が力強い数字を示したことから米国の消費 者物価の上昇に対する懸念が一層高まった」と指摘。「経済成長が鈍化する可能 性に対する懸念も金属相場に打撃を与えている」との見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場8月限は、前日比最大3280元安の1トン当た り7万8480元となった。上海時間午前9時36分現在、この価格で取引されて いる。また、アルミニウム先物8月限は、前日比最大920元安の1トン当たり 2万2070元となった。午前9時46分現在、同2万2140元で取引されている。

長城偉業フューチャーズの金属アナリスト、李榕氏は上海からの電話インタ ビューで、上海の一部投機筋が利益確定のため銅を売却したとの見方を示した。 上海の銅相場は17日、値幅制限いっぱいの上昇率を示した。李氏は「ロンドン の銅相場は引き続きこの価格水準で変動するとみられるため、投機筋は利益確定 の売りに動いた」との見方を示した。

原題:Copper, Aluminum Futures in Shanghai Fall on U.S. Growth Fears