UBS:欧州債利回り予測を上方修正-ユーロ圏の景気・インフレ加速

スイスの銀行UBSは15日、欧州債利回 り見通しを上方修正した。ユーロ圏の景気やインフレ加速を理由としている。

UBSの債券ストラテジスト、メイリック・チャップマンと、クリス・ル ポリ、モニク・ウォン3氏がまとめたリポートによれば、欧州の10年債利回り は9月末までに4.5%へ上昇する公算があり、2年債利回りは3.75%となる可 能性がある。従来見通しはそれぞれ4%と3.65%だった。

欧州では欧州中央銀行(ECB)が政策金利を現行の2.5%から年内に3% もしくはそれ以上に引き上げるとの見通しが強まっており、これを背景に債券 利回りが上昇してきた。UBSはECBが政策金利を3.25%へ引き上げると予 想している。

UBSは同リポートで、「改善した景気見通しとインフレリスク・プレミ アムの高まり」で債券利回りが上昇する公算は大きいとし、「これまでのとこ ろ、ECB高官からの発言内容は特にタカ派的であり、追加利上げが予定され ていることを示している」と指摘した。

欧州債のベンチマークであるドイツ10年国債利回りはロンドン時間午前8 時40分現在、4.06%と、年初来で76べーシス・ポイント(bp、1bp=0.01 ポイント)上昇。2年国債利回りは3.36%で50bp上昇。

UBSはまた、英国の10年国債利回りも今年末時点で5.2%とし、従来の

4.7%見通しを上方修正した。現時点では4.73%。

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