ヤマトHDと郵船が資本・業務提携-陸・海・空で高度サービス(2)

宅配便最大手のヤマトホールディングス(ヤ マトHD)と海運最大手の日本郵船は10日、資本・業務提携で合意したと発表 した。両社は自己株式処分の引き受けにより、相互に株式総額60億円程度を取 得、子会社株式もそれぞれ30億円程度取得する。物流業界で競争が激化するな か、提携により両社の経営資源を効率的に活用し、高度なサービスを提供するこ とが狙い。

郵船はヤマトHDを引き受け先として1株につき717円で836万8000株の 自己株式を処分する。一方、ヤマトHDは郵船を引き受け先として1株2350円 で255万3000株の自己株式を処分する。いずれも払い込みは5月31日。

さらに郵船はヤマトHDから、ヤマトHDの子会社であるヤマトロジスティ クスの株式30億円を譲り受ける。一方、ヤマトHDは郵船から、郵船の子会社 である郵船航空サービスの株式を20億円程度、日本貨物航空の株式を10億円程 度譲り受ける。

折半出資で新会社、3年後に売り上げ170億円

郵船とヤマトHDはまた、海・陸・空で広範な業務提携を進める。両社は 10億円ずつ出資して新会社「郵船ヤマトグローバルソリューションズ」を6月 1日に設立。新会社は3年後の2009年度に売り上げ170億円、経常利益15億円 を目指す。

新会社は、中国市場をターゲットとする企業間物流サービス、ICタグを利 用した輸送部材管理・リースサービスなどの事業開発に取り組む。今回の提携が 両社の業績に与える影響は現段階では未定としている。

ヤマトHDの株価は前日比15円(0.7%)高の2190円、郵船は同13円 (1.8%)高の724円(午前10時37分現在)。