香港株:ハンセンH株指数、最高値に近づく-中国政府の政策好感

香港上場の中国本土企業37社で構成するハ ンセン中国企業株(H株)指数は、9年前に付けた過去最高値に近づいている。 商品ブームと中国の景気拡大抑制策が、株価の反落阻止の一因となっているよ うだ。

中国での需要などを受けて原油・銅相場が過去最高値となるなか、中国最 大の石油会社ペトロチャイナ(中国石油)や銅生産大手の江西銅業が上昇。力 強い景気拡大が消費につながっていることから、中国3位の自動車メーカー、 東風汽車の株価は年初に比べ2倍となっている

H株指数は現在、1997年8月に付けた最高値を4.6%下回る水準。JFア セット・マネジメント(香港)で810億ドル(約9兆600億円)相当の運用に 携わっているグレース・タム氏は、「中国政府は安定的で持続可能な成長に向 け懸命に努力しており、これが内需拡大と企業の増益を引き続き支える」と指 摘。「こうしたことすべてが、中国本土企業株が将来上昇する可能性の支援材 料となっている」と話す。

中国株の上昇は、香港市場だけではない。年初来では、上海証券取引所の 人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数は24%高、 深セン証券取引所のA・B両株に連動の深セン総合指数は27%高となっている。

H株指数は先週4.7%高の7153.17と、モルガン・スタンレー・キャピタル・ インターナショナル(MSCI)の日本を除くアジア太平洋指数の2.3%高を上 回る上昇となった。H株指数は年初来で34%高と、アジアの主要株価指数の中 ではインドネシアのジャカルタ総合指数に次ぐ2番目の上昇率となっている。

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