中国は主要経済国の指図を受けず、人民元は国際収支を反映-財政相(2)

中国の金人慶財政相は4日、人民元相場は 国際収支のバランスを適度に反映しているとして、同国は為替制度の改革強化 を求める「主要経済国」の圧力には屈しないと述べた。

金人慶財政相はインドのハイデラバードで開催されたアジア開発銀行(A DB)の年次総会で、「中国における国際収支は均衡が取れている」と主張。 「現在の為替相場は中国の国際収支の現況を適度に反映している」と述べた。

過去最大に膨らんだ米国の経常赤字など、世界貿易の不均衡に対し、米議 員らは、中国が輸出需要を維持する目的で人民元の上昇を意図的に抑えている ことが原因だと非難している。金人慶財政相はこの日、中国は年金制度や教育、 医療制度に資金を投じることで内需を押し上げ、ひいては輸入製品への需要拡 大を促進しているとして、こうした批判を退けた。

中国の通貨制度は昨年7月、ユーロや円など複数の通貨で構成する通貨バ スケットに対し変動する管理フロート制度に移行した。4月の外国為替市場で 人民元は対ドルで0.08%上昇。月間では昨年11月以来最低の伸びにとどまっ た。中国の金融市場は今週、休場している。

金人慶財政相はまた、中国は自国経済の運営方法についてどの主要国の指 図も受けないと言明。市場の需給に基盤を置いた外国為替制度を徐々に導入し ていく方針だと述べた。