クレディ・スイスの1-3月:36%増益-トレーディング活発化(3)

スイスの銀行2位、クレディ・スイス・グ ループが2日発表した第1四半期(1-3月)決算は、純利益が前年同期比 36%増となった。トレーディングの活発化を受け、投資銀行部門の利益が過去 最高となったほか、富裕層向けの助言サービス手数料が伸びた。

同行が電子メールで配布した資料によれば、純利益は26億スイス・フラ ン(1株当たり2.21スイス・フラン)と、前年同期の19億1000万スイス・フ ラン(同1.63スイス・フラン)から増加した。ブルームバーグ・ニュースがア ナリスト11人を対象にまとめた予想中央値(20億4000万スイス・フラン)を 上回った。

株式相場上昇を受け、運用資産が増加し、顧客の株式売買が活発化した。 クレディ・スイスが株式への期待を膨らませたことから、投資銀行部門は株式 トレーディングが再び拡大した。

富裕層向けのプライベートバンク部門の利益は34%増の13億1000万スイ ス・フランとなった。投資銀行部門(旧クレディ・スイス・ファースト・ボス トン)の税引き前利益は68%増の15億6000万スイス・フランと過去最高とな った。

オズワルド・グルーベル最高経営責任者(CEO)は資料で、「ポジティ ブな市場のセンチメントが顧客の活発な行動につながった」と説明、「われわ れは好ましいトレーディングの条件から恩恵を得る良好な位置にある」と述べ た。

資産運用部門の利益は50%増の9億6300万スイス・フラン。同部門が1 -3月期に獲得した新規顧客資金は145億スイス・フランで、年率では8.4% の伸び。年間6%以上としている純流入目標を上回った。

BNPパリバ・プライベート・バンク(チューリヒ)で23億ドル(約 2600億円)相当の運用に携わるディーター・ブーフホルツ氏は、「本当に良好 な数字だ。1-3月期の市場は良好だった」と述べた。

クレディ・スイスの株価は、チューリヒ時間午前9時35分(日本時間午後 4時35分)現在、前営業日比1.65スイス・フラン(2.1%)高の79.55スイ ス・フラン。

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