4-6月期のアジア株:欧米上回る伸びか-増益や日本経済が追い風

アジア企業は利益の伸びが加速しており、 第2四半期(4-6月)のアジア株式相場は、欧米の株式を上回る上昇となり そうだ。

米証券大手モルガン・スタンレーは先週、日本を除くアジア企業の今年の 利益見通しを上方修正し、12.1%増益との予想を示した。昨年は6.9%増益だっ た。日本企業については、一時的利益を除く税引き前利益が、2006年3月期通 期では20%増加し、前年の19%増を上回る増益になるとしている。

米トラスコ・キャピタル・マネジメント(アトランタ)のファンドマネジ ャー、チャド・ディキンス氏は「世界の投資家は利益の勢いが良好な株式に投 資している。アジア企業の利益の伸びは力強く、アジア株が引き続き魅力的に 見える」と述べる。同氏は、8億ドル(約910億円)規模の「STIクラッシ ック・インターナショナル・エクイティ・ファンド」を運用している。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の アジア株式指数は先週、16年ぶり高値を記録。オーストラリアやインド、イン ドネシア、シンガポール、韓国の主要株価指数は最高値を更新した。台湾株は 5年ぶりの高値を付けた。

キヤノンや世界最大の半導体ファウンドリー(受託生産会社)、台湾積体 電路製造(TSMC)などが、アナリスト予想を上回る利益を上げたことを好 感した。

HSBCアセット・マネジメント(台湾)で1億4400万ドル規模の「HS BCパシフィック・スターズ・ファンド」を運用しているモニカ・ヤン氏は「ア ジアの主要市場である日本で、景気回復が進み、成長率も上向いていることか ら、アジア株式相場はほかの市場を上回る伸びとなるだろう」と話す。

同氏は、日本の景気拡大を受け、不動産相場も上昇すると見込んでおり、 日本の不動産会社の時価総額上位3社である三菱地所、三井不動産、住友不動 産を自らが運用するファンドに組み入れている。

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