米株式投信、1-3月の上昇率は5.8%-小型株が好調

米国株を対象とする投資信託は第1四半 期(1-3月)の上昇率が5.8%と、前四半期と比べるとリターンが2倍とな った。小型株投資が好調だった。

投信情報のモーニングスターがまとめたデータによれば、米株式市場に焦 点を絞った投信で最も成績の良い10本のうち8本までが、時価総額16億ドル (約1880億円)を下回る企業の株式を投資対象としている。中でも、「プロ ファンズ・ウルトラスモールチャップ」と「ブリッジウェイ・ウルトラスモー ル・カンパニー」の2つの投信は、上昇率が18%を超えている。

モーニングスターの投信分析ディレクター、クリスティン・ベンツ氏は 「業績を分けた主な要因はスモールキャップ(小型株)に投資したかどうか だ」と述べている。

米小型株の指標であるラッセル2000指数は、28日までの1-3月期上昇 率が12%。これに対し大企業中心のS&P500種株価指数の上昇率は4.1%。 S&P500種指数は2004年第4四半期(10-12月)以来の上昇率となってい るものの、ラッセル2000指数を大きく下回っている。

1384億ドル規模の最大の米国株投信「グロース・ファンド・オブ・アメ リカ」の上昇率は3.5%。インターネット検索のグーグルが9.1%下げたこと が、同投信の上昇を抑えた。キャピタル・グループ(ロサンゼルス)が運用す る同投信は、グーグル株およそ4%を保有しており、投信としては最大の株主 となっている。

ビル・ミラー氏が運用する200億ドル規模の「レッグ・メーソン・バリュ ー・トラスト」もグーグル株を保有しているが、同投信は1-3月期、0.2% 下落となった。インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムの24%安 や、インターネット競売最大手のeベイの10%安が響いた。ミラー氏は、 1991年以来毎年、S&P500種指数を上回る運用成績を残している。

モーニングスターによる63の株式投信分類の中では、6分類が下落。下 落株に賭けるベアマーケット投信は平均下落率が3.8%と、最も悪い成績だっ た。貴金属関連投信は14%上昇と、最も高い上昇率となった。

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