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東洋鋼鈑が上昇、新日鉄と業務・資本提携-コスト削減などで協力(2

飲料缶大手や各種鋼板を手掛ける東洋鋼鈑株 が上昇。新日鉄と東洋鋼鈑は前日、競争力強化を狙って業務・資本提携を発表し ており、将来的な業績安定への期待感などから買いが先行しているようだ。

午前10時53分現在、新日本製鉄の株価は前日比1円(0.2%)高の457円、 東洋鋼鈑は同28円(5.6%)高の527円。

メリルリンチ証券の榎本尚志アナリストは30日付リポートで、東洋鋼鈑との 提携を発表した新日鉄に関して、「安定的な薄板の国内供給先の確保」の観点か ら「ポジティブ」と評価。また東洋鋼鈑はスチール缶の大手で年間約60万トン の薄板を主に新日鉄やJFEスチールから調達しているとみられるが、原料高な どによって同社の業績は悪化していたため、「コストダウンが急務だった」と分 析している。

東洋鋼鈑の宮地正文缶材部長は29日の会見で、缶材市場も海外中心に拡大 するとみられることを踏まえ「海外展開も視野に入れる必要がある」と説明。 「国際競争力を高める」観点からも、新日鉄とコスト削減策について検討してい たことを明らかにした。

新日鉄と東洋鋼鈑は、スズやニッケルなど副原料の調達、東洋鋼鈑で発生す る良質スクラップの融通、生産設備の有効活用などで協力。提携策を推進するこ とを目的として、06年4月末までに6億円を上限に株式持ち合いを実施する。

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