いすゞ株が上昇、「GM保有株の不透明要因」が払拭-1カ月半ぶり(2)

いすゞ自動車の株価は連日で上昇。一時前日比 で4%超の値上がりとなった。実質筆頭株主の米ゼネラル・モーターズ(GM)が 保有株する株式について三菱商事や伊藤忠商事が取得の打診を受けたとの報道で、 GM保有株についての不透明要因が払拭されるとの見方が出ている。

株価は一時前日比で19円(4.5%)高の445円まで値上がりした。5日連続の 値上がりで、2月8日(445円)以来1カ月半ぶりの高値を付けた。午前9時49分 現在で同12円(2.8%)高の438円で取引が進んでいる。売買代金は49億3000万 円と東証1部23位。

いすゞ株の値上がりについて市場は「三菱商事などがいすゞ株式の買い取りの 打診を受けたとの報道で、GM保有株の行方について方向性が見えてきたことを好 感した買い注文が先行している」(持丸強志・ドイツ証券アナリスト)とみている。

29日付の日経新聞(電子版)は取材源を明らかにしない形で、米ゼネラル・モ ーターズ(GM)が保有するいすゞ自動車の株式を売却すると報じた。これを受け ていすゞは、三菱商事や伊藤忠商事などに株式買い取りを要請したとしている。

この報道について三菱商事は「GMから譲渡打診を受けて取得を検討している が、最終決定はしていない」(広報部の橋本栄治氏)とコメントした。伊藤忠商事 も「GMいすゞ側から譲渡打診を受けており前向きに検討中」(広報部の北川正英 氏)としている。

GMはすでに保有していた富士重工業株式をトヨタ自動車に売却、スズキ保有 株も大半をスズキ自身に譲渡した。このなかでいすゞ保有株についての取り扱いが 注目されていた。

--共同取材 東京 竹本能文 Editor : Okimoto

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