中国は国内市場をさらに開放すべきだ-グティエレス米商務長官

中国を訪問中のグティエレス米商務長官は 29日、同国に対して著作権侵害の取り締まり強化や米製品に対する国内市場の 一層の開放を呼び掛け、実現されなければ米中両国の経済に打撃を与える保護 主義的な動きにつながる恐れがあると警告した。

グティエレス長官はこの日、北京で米企業幹部を前に「依然として中国で は、米国をはじめ外国企業が広範囲にわたる障壁に直面している」と指摘。そ の例として、産業政策、技術基準、政府調達方針、貧弱な知的所有権の保護を 挙げた。

中国市場をめぐっては、ソフトウエア最大手、米マイクロソフトなど複数 の企業が著作権侵害の横行を批判。自動車部品、医薬品、ソフトウエアの各メ ーカーや音楽、映画会社は、著作権侵害の影響で年間2500億ドルの事業機会を 失っており、その中心は中国市場だと指摘している。

グティエレス長官は「米国内では実際に保護主義的、孤立主義的な気運が 高まっている」と説明。「貿易相手国はわれわれに協力して、こうした保護主 義的な気運を後退させ、保護主義政策は米経済にとって最悪の選択肢だと米国 民に納得させることができる」と語った。

同長官はまた、著作権侵害の取り締まり強化は、中国経済に利益をもたら すと指摘。「中国のソフトウエアの偽造率が90%から80%に低下すれば、同国 には65億ドルの税収と260万人分の雇用がもたらされる」と説明した。

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