イスラエル総選挙:中道与党の新党カディマが勝利-出口調査(2)

イスラエルで28日、総選挙(国会定数120 議席)が行われ、出口調査によると、オルメルト首相代行率いる中道与党の新 党カディマが勝利を収めた。パレスチナとの和平交渉を打ち切り、国境問題を 一方的に解決する方針が有権者の支持を集めた。

民間テレビ「チャンネル2」の出口調査によると、カディマの獲得議席は 32議席。2位は中道左派の労働党で22議席。ユダヤ教超正統派の宗教政党シャ スで10、もしくは11議席となっている。3党の議席を合わせると、カディマは 連立政権により過半数の議席を確保できる見通しとなった。

テルアビブ北部の大学・研究センター、インターディスシプリナリー・セ ンター・ヘルズリアの政治学者、ジョナサン・スパイヤー氏は、「オルメルト 首相代行は過半数をしっかりと獲得することが必要だったが、それを手にした」 と指摘。「カディマの獲得議席は予想より少ないが、強力な連立政権の樹立が 可能な潜在的パートナーである幾つかの政党がある」と述べた。

オルメルト首相代行や、1月4日以来、脳内出血によりこん睡状態にある シャロン首相らは昨年11月、右派リクードを離党し、カディマを結成。パレス チナとの国境に分離壁を建設し、国境線画定を目指す方針を打ち出した。

チャンネル2によれば、ネタニヤフ元首相率いるリクードは11議席にとど まり、分裂前の40議席から大きく後退した。旧ソ連地域からの移民が中心の極 右政党「わが家イスラエル」は13議席を獲得し、第3党となったもようだ。

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