上海の銅相場:過去最高値を更新-生産停止や在庫減で供給懸念高まる

上海銅先物相場は28日、過去最高値を更 新した。一部鉱山での生産が停止されていることに加え在庫が減少するなか、銅 供給が需要に対応できないとの観測が高まった。

ブルームバーグが集計したデータによると、ロンドン、ニューヨーク、上海 の商品取引所の指定倉庫在庫は先週、7.7%減の19万236トンとなった。これ は、世界の銅消費量の5日分を下回る量に相当する。

サウスウエスト・フューチャーズのバイスプレジデント、沈海華氏は電話イ ンタビューで「実物消費により在庫が減少した」と指摘。「弱気相場となる要因 はあまり見当たらない」との見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場6月限は、前日比最大430元(0.9%)高の 1トン当たり4万9420元となった。上海時間午前9時48分現在、4万9250 元で取引されている。ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場(3カ月物) は27日、最大1.6%上昇し、過去最高値の5332ドルに達した。

産金最大手の米ニューモント・マイニングは先週、インドネシアのバツ・ヒ ジャウ鉱山の地盤が不安定な状態となっているため、同鉱山での銅生産のうち 4500万ポンド(2万400トン)分を数年後に延期する予定であると発表した。