スイスのUBS:日本株投資に消極姿勢、割高感指摘-米国株は有望

資産運用会社で世界最大のスイスのUBS は、大方の投資家とは異なり、日本株には悲観的だ。経済成長や企業収益見通 しを考慮すると、日本の株式相場は割高だとみている。

欧州や中東、アフリカ担当の主任投資責任者、ホセ・アントニオ・ブラン コ氏は27日にロンドンでインタビューに応じ、日本株には「率直に言って消極 的だ」と述べ、「米市場に魅力を感じる」と語った。

日経平均株価は年初以降3.3%上昇しているが、モルガン・スタンレー・キ ャピタル・インターナショナル(MSCI)の世界指数の上昇率(6%)を下 回っている。米国株の指標のS&P500種株価指数は4.2%上昇している。

一方、欧州2位の資産運用会社アリアンツ・ドレスナー・グローバル・イ ンベスターズはUBSとは反対の意見で、アリアンツの資産運用部門のグロー バル投資責任者、アンドレアス・ユーターマン氏は先週のインタビューで、日 本が有望市場だと述べた。メリルリンチが実施した3月の調査でも、日本が最 も有望だとの投資家の見方が示されており、米国は有望市場ランキングで最下 位だった。

UBSのブランコ氏は、2月6日に5年半ぶりの高値を付けた日経平均株 価はすでに景気拡大見通しを織り込んでいると述べ、日本の「株式相場は行き 過ぎだ」と指摘。これと対照的に、米国株には投資家は悲観的過ぎるとし、「一 部に投資価値があると考える」と語った。

ブランコ氏によると、世界の株式市場の年間トータルリターン(配当を含 めた投資収益率)は今後3-5年で3-4%となる見通し。ユーターマン氏は 2006年のトータルリターンを最大10%と予想している。

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