常陽銀が大幅続伸で94年以来の高値-株主還元率が40%と地銀トップ

茨城県地盤の地銀、常陽銀行の株価が一時、 前週末比63円(7.7%)高の878円と大幅に値上がりし、94年5月以来約12 年ぶりの高値を更新した。この日は3月決算企業の配当権利付き最終取引日で あるため、配当と自社株買いによって株主へ利益の40%を還元する方針を示し ている同銀行の人気が高まったとの見方が出ている。午前10時35分現在は33 円(4.1%)高の848円。

野村証券の溝渕明アナリストは、「権利取り最終日ということで買われて いるのではないか」と指摘する。また、常陽銀が示す40%という利益還元率は 横浜銀行などの30%を上回り、地銀の中で最高という。

加えて、先週発表された公示地価によって首都圏近郊に地価上昇が波及し ていることが確認されたことから、「昨年夏に開通した東京の秋葉原とつくば 市を結ぶ新線『つくばエクスプレス』の沿線での宅地開発に絡む資金需要や住 宅ローンにより、常陽銀が収益を拡大するという期待が改めて膨らんだ」(リ テラ・クレア証券の井原翼情報部長)との指摘も出ている。

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