ブラジル警察当局、クレディSのPB責任者拘束「違法送金のシグナル」

ブラジルの警察当局は24日までに、スイ ス2位の銀行、クレディ・スイス・グループのブラジルのプライベート・バン キング(富裕層向け資産運用・管理業務)部門責任者の身柄を拘束するととも に、ほか6人のバンカーについてパスポートを押収した。

ブラジル当局は過去4カ月にわたり、マネーロンダリング(資金洗浄)と 脱税に関する調査を進めている。ブラジルの警察当局は声明で、「調査を通じ て、容疑者らが違法な形で、出所の怪しい巨額資金を海外に送金したことを示 すはっきりとしたシグナルを入手した」と指摘した。

同社のブラジルでのプライベート・バンキング部門責任者、ピーター・シ ャフナー氏(48)は、チューリヒ行きの航空機に搭乗しようとしたところを、 サンパウロで身柄を拘束された。警察当局によると、同氏と、パスポートを押 収された6人のうち4人の同社幹部はスイス人で、残りの2人はブラジル人。

クレディ・スイスは24日、ブラジル各紙に広告を掲載し、調査に協力す る姿勢を示すとともに、取引銀行には影響を与えないとの見通しを示した。同 社は1990年からブラジルで事業を展開している。警察当局は、サンパウロに あるクレディ・スイスのプライベート・バンキング部門を21日捜索し、海外 への違法な送金などに関与していたかどうかを調査するため、書類やコンピュ ーター押収したことを明らかにした。

クレディ・スイスの広報担当者、モニカ・デュナン氏はチューリヒで電話 インタビューに応じ、「調査の性質について承知していない」とした上で、 「当局の調査に100%協力していく」と語った。

同社株は24日のチューリヒ市場で、0.6%安の71.95スイス・フランで終 了。

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