名古屋銘柄が急騰、地価の大幅な上昇が手掛かりに-丸栄や名鉄など

名古屋を本拠地とする銘柄群が大幅高。前日 に発表された公示地価で名古屋地区の地価上昇が際立ったことから、土地の含み 益拡大をはやした買いが集まった。名古屋駅前の再開発で注目が集まった名古屋 鉄道や、名古屋を地盤とする百貨店の丸栄の株価が大きく値を上げている。

国土交通省が前日発表した公示地価によると、昨年に続き名古屋が上昇率の 上位を占めた。昨年は10%台の伸びが目立ったが、今回は30%台が多く、上昇率 1位の名古屋駅前は38%も伸びた。

これを受けて名鉄株は売買高を伴って上昇。午前の終値は前日比19円 (4.5%)高の445円となっている。松坂屋株も同11円(1.1%)高の999円で、 一時は約1カ月半ぶりに1000円台を回復した。

丸八証券の細井克己・企業調査部長は「名古屋の地価上昇がストレートに株 価に表れた。トヨタ自動車の業績が好調なことで、名古屋の地域経済や株価はそ の恩恵を受けている面もあるのだろう」と指摘した。

また地価上昇で注目を浴びていることで、割安なまま放置されている銘柄を 掘り起こす動きを改めて刺激しているようで、株価純資産倍率(PBR)が0.89 倍にとどまっている丸栄株は一時、値上がり率が10%を超える場面もあった。