上海の銅先物相場:下落-高値による中国での需要後退を懸念

上海銅先物相場は22日、下落した。銅相場 が過去最高値に近い水準で推移していることから、中国のケーブルやワイヤメー カーの需要が後退するとの懸念が広がった。同国は世界最大の銅消費国。

世界最大の金属市場であるロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場(3 カ月物)は、過去1年間で56%急騰し、21日には過去最高値の1トン当たり 5186ドルに達した。長城偉業フューチャーズの金属アナリスト、李榕氏は上海 からの電話インタビューで、株式や債券からの分散を狙う年金基金やヘッジファ ンドによる投資などを背景とした銅相場の上昇は、消費の減少につながる可能性 があるとの見方を示した。

李氏は「中国は銅の純輸入国であるため、国内のケーブルやワイヤメーカー は、この高値水準での購入は困難だと感じるだろう」と指摘した。

上海先物取引所の銅先物相場6月限は、前日比最大380元(0.8%)安の1 トン当たり4万7840元となった。上海時間午前10時3分現在、同4万7980元 で取引されている。

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