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ソフバンク株続伸、ボーダフォン日本法人の買収を市場が好感(2)

ソフトバンクの株価が続伸。同社が英ボーダフ ォンと、1兆7500億円でボーダフォン日本法人を買収することに正式合意したこと が材料視され買いが膨らんでいるようだ。格付け機関のムーディーズが17日、買収 成立の発表を受けて同社格付けを引き上げ方向で見直しに入ったことも支援材料とな っているようだ。

ソフトバンクの株価は午前9時38分現在、前週末比90円(2.9%)高の3230円 で取引されている。この日は買い気配で始まり、午前9時10分過ぎに同130円 (4.1%)高の3270円で取引が成立した。その後、株価は一時同4.5%高の3280円 まで買われる場面もあった。出来高は805万株、売買代金は262億円でトップ。

ソフトバンクはボーダフォン日本法人の株式約98%を1兆7500億円で取得する ことで最終合意。これにより、今後は固定電話と携帯電話のサービスを複合的に展開 し先行するNTTグループとKDDIを追撃する態勢を整えた。

日興コーディアル証券エクイティ部の西広市部長は「朝方の買いは日本法人買収 合意を市場が好感したもの」と指摘する。その理由として西氏は、1)ムーディーズ の格上げ検討発表、2)報道が先行した買収交渉が比較的早期に決着したこと、3) 財務悪化を事前に懸念して株価がテクニカル的に割安な水準にあったこと、4)売り が増え買いが減り、取り組みの状態が好転している-の4点を挙げた。

この日の日経平均株価は前週末比192円(1.2%)高の1万6532円9銭で推移し ている。日経平均への寄与度首位はソフトバンク。「相場に影響力のあるソフトバン クの株価上昇が相場全体へもプラスにつながっている」(西氏)との見方を示した。

米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、ソフトバン クの買収発表を受けて、ソフトバンクの無担保長期債務格付け・発行体格付け「Ba 3」を引き上げ方向で見直すと発表した。ムーディーズは、今回の買収により、ソフ トバンクが一段と競争力ある総合通信事業者となり、同社の通信事業全体にプラスに 作用するとの見方を示した。一方で、買収は追加的な財務負担となる可能性があると も指摘しているが、それによってソフトバンク・グループの財務レバレッジが大きく 変化することはないとしている。

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