米AIG10-12月期:72%減益、不正会計問題の和解費用が業績圧迫

保険最大手の米アメリカン・インターナシ ョナル・グループ(AIG)が16日発表した第4四半期(2005年10-12月) 決算は、不正会計問題での当局との和解費用16億4000万ドル(約1918億円) が響き、前年同期比で72%減益となった。

純利益は4億4400万ドル(1株当たり17セント)で、前年同期の16億 1000万ドル(同62セント)から減少した。投資やデリバティブ(金融派生商 品)の評価変更前ベースの1株利益は14セントとなり、ウィリアム・ブレア (シカゴ)のアナリスト、マーク・レーン氏の予想(19セント)を下回った。

AIGはここ1年で、2回の決算修正やモーリス・グリーンバーグ前会長 兼最高経営責任者(CEO)の更迭などが相次ぎ、厳しい状況に置かれていた が、今回の決算発表で最悪期を脱する可能性がある。ビクトリー・キャピタル・ マネジメントのファンドマネジャー、ジム・アルバーズ氏は、「AIGは懸念 の解消に向けた措置を講じている」とし、「四半期ごとに投資家の信頼を築い ていくだろう」と指摘した。

税引き後利益は、不正会計問題をめぐるニューヨーク州のエリオット・ス ピッツァー司法長官、米証券取引委員会(SEC)、米司法省との和解費用計 上で11億5000万ドル減少した。

決算は16日の米株式市場の通常取引終了後に発表された。

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