スイス中銀:政策金利を0.25ポイント上げ1.25%-調整継続へ

スイス国立銀行(SNB)は16日の金融 政策決定会合で、政策金利としている3カ月物ロンドン銀行間貸出金利(LI BOR)の誘導目標を0.25ポイント引き上げ1.25%とすることを決定した。S NBが電話会議で発表した。景気拡大を背景に、昨年12月に続く利上げで、同 中銀はさらなる金利引き上げを示唆している。

この日の利上げで、スイスの政策金利は2002年7月以来の高水準となった。 ブルームバーグ・ニュースが15人のエコノミストに実施した事前調査では、全 員が利上げを予想していた。

スイスでは欧州の銀行最大手であるUBSが過去最高益を記録するなど企 業収益が拡大し、これが雇用創出や消費者信頼感の改善につながっている。S NBはこの日、景気拡大が予想通りに進めば、政策金利水準の「段階的な調整 をさらに進める」と発表した。

ゴールドマン・サックス・グループのロンドン在勤エコノミスト、イネス・ ロペス氏は、SNBについて、「景気がかなり強く拡大しているので、物価安 定に対するリスクが見えるのだろう。景気が強いかぎり、恐らく利上げを継続 するだろう」と語った。同氏は同中銀が9月までに政策金利を1.75%まで引き 上げると予想している。

SNBはこの日、今年のスイス経済成長率について、2%を「若干上回る」 だろうとし、昨年12月15日に示した予測を据え置いた。ただ、インフレ率に ついては今年1%と、従来予想の0.8%から引き上げたほか、来年については従 来の1.2%から1.1%へと下方修正した。インフレ率は2008年には平均して同 中銀が目標とする2%に達するとしている。

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