米REIT企業の社債:米国債との利回り格差縮小-空室率が低下

米金融市場では、不動産投資信託(REI T)運用会社が発行する社債と米国債との利回り格差が縮小している。オフィ スや小売店舗向け不動産の空室率が低下していることを反映している。

メリルリンチのデータによれば、REIT各社の社債利回りの米国債利回 りに対する上乗せ幅は、平均で93ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) と、1月31日の99.5bpから縮小。REIT各社の社債相場は今年に入り0.7% 上昇。これに対し、米社債市場全体では0.4%安となっている。

エクイティ・ワンやHRPTプロパティーズ・トラストなどREIT各社 は今年これまで48億ドル(約5650億円)の社債を発行、前年同期を約25%上 回っている。

不動産調査会社クシュマン・アンド・ウエークフィールドによれば、昨年 第4四半期(10-12月)のオフィス空室率は12.5%と、前年同期の14.5%から 低下した。

REIT企業が借入資金を活用した買収提案の対象になった場合でも、買 収を仕掛けた側がREIT企業の資産を担保として借り入れる資金には上限が 設けられていることも、REIT企業の社債の魅力を高めているとみられる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE