インドのPE投資、来年は過去最高の40億ドルに拡大も

投資会社の英アクティス・キャピタルや米 ブラックストーン・グループは株式評価の上昇にもかかわらずインド投資を加速 させており、インドのプライベート・エクイティ(PE、未公開株)投資は来年、 過去最高の40億ドル(約4700億円)に達する可能性がある。

センター・フォー・アジアPEリサーチのマネジング・ディレクター、キャ スリーン・エン氏によれば、世界の投資会社やベンチャー・キャピタル(VC) 会社は2007年のインド投資向けに35億―40億ドルを調達する予定で、昨年よ りも最大48%増やす。

世界の経済大国20カ国の中で、インドを上回るペースで成長しているのは 中国だけ。インドの株式相場の高値更新を受け、PE企業は投資収益の獲得に自 信を強めている。米ウォーバーグ・ピンカスはインド最大の携帯電話会社ブハル ティ・テレベンチャーズの株式売却で投資元本を約6.5倍に増やした。

インド株の指標、ムンバイ・センセックス30種指数のリターンはアジア株 の指標の中で最も好調で、過去1年間では59%上昇。3月13日には過去最高値 10803.71ポイントをつけた。同指数の予想株価収益率(PER)は19.7倍と、 モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)新興市場 指数の12.9倍を上回っている。

英スリーアイのインド事業責任者、アニル・アフジャ氏は、「インド市場は 割高であり、失敗は許されない。投資の際には厳選が必要になるし、そうしなけ れば困難に直面する」と語った。スリーアイは昨年8月に初めてインドに投資を 行い、インドの映画会社ニンバス・コミュニケーションズに約3割出資した。

ブラックストーンは最低でも10億ドルをインドに投資したい考え。コール バーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)の創業パートナー、ジョージ・ロバーツ 氏は1月、インドに事務所開設の可能性があることを明らかにしていた。

センター・フォー・アジアPEリサーチによると、PE会社が昨年インド資 産投資のために調達した資金は約27億ドルで、日本を除くアジア全体の18%を 占めた。これは2003年の調達額2億3600万ドルの10倍強であり、中国のPE 投資のための調達額を上回った。

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