富士重株が高値、トヨタとの連携強化を期待-米での「カムリ」生産発表

富士重工業の株価が連日で上昇。この日は一時 前日比で5%弱の値上がりになり、昨年以来の最高値を更新した。筆頭株主となっ たトヨタ自動車との提携の具体的な内容を前日の夜に発表して、さらにトヨタとの 今後の連携強化を期待する見方が出ている。

株価は一時31円(4.6%)高の704円まで上がった。2日連続の上昇で2005年 12月7日(701円)の昨年来高値を上回った。2002年5月17日(712円)以来4年 弱ぶりの水準になる。午前10時22分現在で27円(4.0%)高の700円で取引が進 んでいる。値上がり率は東証1部21位、売買代金も76億4000万円と同15位。

富士重とトヨタは13日夜、トヨタのセダン「カムリ」を富士重の米国工場で 2007年から年産10万台規模で生産すると正式に発表した。ハイブリッドシステム やエンジニアの人繰りでも協力する。

この発表についてクレディ・スイス・ファースト・ボストン証券の遠藤功治ア ナリストは14日付リポートで「想定の範囲内」とコメント、年初から株価は値上が りしており大半が織り込み済みとも指摘した。投資評価は「中立」を維持した。

同時に富士重は、トヨタとの提携により中・長期的には業態が格段によくなる と強調した。さらに資本関係も一段と強化される可能性も高いとして「富士重は魅 力的な株式と認識している」と評価した。

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