ホンダ株が上場来高値、30年ぶり国内新工場と円安で-自動車軒並み高

ホンダの株価が連日で上昇。この日も一時前週 末比で2%近い値上がりとなり、株式上場以来の最高値を更新した。円安進行で自 動車株全般に追い風が吹くなかで、国内に新工場を立ち上げる計画が明らかになっ たことを好感した買い注文が先行している。

株価は一時前週末比で130円(1.8%)高の7180円まで上昇した。6日連続の 値上がりで、昨年12月5日に付けていた上場来高値(7140円)を3カ月強ぶりに 更新した。午前9時6分現在で同110円(1.6%)高の7160円で取引が進んでいる。 売買代金は21億7000万円と東証1部14位。

ホンダ株の最高値更新について市場は「環境対応強化で国内に投資して新工場 を稼働させるとの計画を受けた買い注文で、収益拡大につながる円安も上げを後押 ししている」(小林治重・丸和証券調査情報部長)とみている。

国内でホンダが30年ぶりとなる新工場建設を検討していることが11日明らか になった。広報部の池田哲也氏は「現在、次世代の生産体制のために、埼玉の寄居に 土地を取得する検討に入っている」と述べた。同日付の日本経済新聞は、ホンダは 300億円前後で2008年にも次世代型低燃費エンジンの生産を始めると報じている。

トヨタ自動車や日産自動車といった他の自動車株も円安を受けて軒並み上昇し ている。午前9時0分現在で、完成車11社中では買い気配を含めて値下りしている 銘柄はない。トヨタと富士重工業は13日、富士重が米インディアナ州に所有する組 み立て工場についての記者会見を予定している。富士重の工場でトヨタの「カム リ」を生産することが示される可能性がある。

--共同取材 東京 Makiko Suzuki、井上 加恵 Editor : Ushiroyama

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