富士重株が急騰、トヨタと会見で「カムリ」米生産発表の公算-効果期待

富士重工業の株価が大幅高。一時前週末比で 6%超の値上がりとなった。トヨタ自動車との今夜の記者会見で富士重の米工場で トヨタの「カムリ」を生産することが発表される公算が大きく、提携効果に期待し た買い注文が先行している。

株価は買い気配値を上げた後に売買が成立、一時前週末比で40円(6.3%)高 の672円まで上昇した。3日ぶりの値上がりで、昨年12月14日(681円)以来3 カ月ぶりの高値を付けた。午前9時37分現在で同26円(4.1%)高の658円で取引 が進んでいる。売買代金は17億5000万円。

富士重株の大幅高について市場は「自動車株全般が円安進行で買い進まれるな か、トヨタとの提携効果を先取りした買い注文が先行している」(持丸強志・ドイ ツ証券アナリスト)とみている。

トヨタと富士重は都内のホテルで13日夜、富士重の米インディアナ州の工場に ついて共同会見を予定している。昨年10月に米ゼネラル・モーターズ(GM)保有 株を買い取ったトヨタは、富士重の筆頭株主になっていた。この提携の一環として 検討していた富士重の米工場でのトヨタ「カムリ」生産が発表される可能性が高い。

ブルームバーグ集計によるアナリスト16人の富士重の投資評価は「買い」2人、 「中立」13人、「売り」1人。それほど評価は高くないが、株価は2005年12月に 昨年来高値を更新している。この点について持丸氏は「富士重自身の自動車販売が 好調というわけではなく、トヨタとの提携効果を期待して株価が形成されている側 面が強い」と指摘した。

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