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ドコモとKDDI株が連日安、通信業界の変化懸念-ソフトバンク急落

NTTドコモとKDDIの株価が連日で下落し ている。ともに下げ率は大きくないが、ドコモ株は前日に付けた安値に並んだ。ソ フトバンクがボーダフォンを買収する交渉を進めていることが先週末に明らかにな り、通信業界での変化を懸念した売り注文が先行している。

ドコモ株は一時3000円(1.8%)安の16万6000円まで値下りした。2日連続 の下落で、前日に付けた昨年7月13日(16万5000円)以来の安値に並んだ。午前 終値は1000円(0.6%)安の16万8000円。売買代金は105億円と東証1部15位。

KDDI株も一時1万2000円(2.1%)安の56万8000円まで値下りした。3 日連続の下落になる。午前終値は同1万円(1.7%)安の57万円。

ドコモ、KDDI株下落について市場は「ボーダフォンを買収するソフトバン クが参入すると、携帯市場に何かが起きるのではないかとの懸念が先行している」 (早川仁クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券アナリスト)とみている。

ソフトバンクはボーダフォンを買収することで、市場で競争する会社は1社減 る。このため、過度の価格競争が繰り広げられる可能性は低下したが、「この環境 下でここから通信株を買い上がる投資家は少ない」(早川氏)とみている。

ソフトバンク株は急落。午前終値は330円(9.6%)安の3100円と値下り率は 東証1部首位。ボーダフォン買収のスキーム(仕組み)は不明だが、資金調達に伴 う財務体質悪化の懸念が先行している。買収交渉が明らかになった後の前日の株価 は、話題性から4%近い値上がりになって取引を終えていた。

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