ウォール街の金融機関:05年M&A手数料収入238億ドル―過去最高

米ウォール街に拠点を構える金融機関が2005 年にM&A(企業合併・買収)の助言で獲得した手数料収入は238億ドル(約 2兆7800億円)と、ブルームバーグが記録をとり始めて以来最高となった。

企業各社は手持ち資金を活用して企業買収や資産取得に乗り出しており、 株式市場でインターネットバブルがはじけて以来、最大のM&Aブームとなっ ている。モルガン・スタンレーのM&A世界責任者のポール・J・トーブマン 氏は、「2006年はM&Aにとって最高の年となるだろう」と語る。

ドイツ銀行の欧州M&A責任者、アンソニー・バージェス氏によると、今 年の250億ドル以上のM&A案件数は3倍になる可能性がある。通信と医薬品 業界で特にM&Aが増えるとしている。

05年のM&A手数料収入の1位は、米ゴールドマン・サックス・グループ。 23億2000万ドルを稼ぎ、2位連続のトップとなった。同社は欧州で大型案件を 手掛けた。スペイン最大の天然ガス会社、ガス・ナトゥラルが同国の電力最大 手、エンデサに示した買収案は、債務引き受けを含め411億ユーロ(約5兆7900 億円)だったが、これもゴールドマンが扱った。

2位は20億3000万ドルの米モルガン・スタンレーで、04年の3位から上 昇。18億8000万ドルの米JPモルガン・チェースや、16億6000万ドルの米シ ティグループが続く。

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