米アカデミー賞:「クラッシュ」が作品賞など3部門受賞(4)

米映画芸術科学アカデミーの第78回アカデ ミー賞の発表が6日、ロサンゼルスのコダック・シアターで行われ、ロサンゼル スの人種問題をテーマとした「クラッシュ」が作品賞、オリジナル脚本賞、編集 賞の3部門を受賞した。

カウボーイ同士の同性愛を描き作品賞の最有力候補と目されていた「ブロー クバック・マウンテン」は、アン・リー監督の監督賞など3部門で選ばれた。

両作品は、同性愛や人種問題といった社会問題に取り組んだとして評価され た。今年の作品賞候補作品の中で制作費が最大だったのは1972年のミュンヘン 五輪での11人のイスラエル選手の殺害事件を題材にした「ミュンヘン」。同作 品の制作費は7000万ドル(約82億円)と、特殊効果や有名俳優を起用した米 大手映画会社の作品の制作費(2億ドル)を大きく下回っていた。

ムービーフォン・ドット・コムのゼネラル・マネジャー、エリック・フラニ ガン氏は「制作費の少ないこれらの映画は、主流の映画ファンから反響を得た」 と述べ、「映画会社はどのようなテーマでも扱えるようになった」と指摘した。

主演男優賞は、作家トルーマン・カポーティの人生を描いた「カポーティ」 のフィリップ・シーモア・ホフマン、主演女優賞は「ウォーク・ザ・ライン」の リース・ウィザースプーンがそれぞれ受賞した。

助演男優賞を獲得したのは「シリアナ」で米中央情報局(CIA)工作員役 を演じたジョージ・クルーニー。助演女優賞は「The Constant Gardener(仮 題:ナイロビの蜂)」のレイチェル・ワイズに決まった。

視覚効果賞には「キング・コング」が選ばれた。長編アニメ映画賞は「ウォ レスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」が獲得し、宮崎駿監督の「ハウルの動 く城」は受賞を逃した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE