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ソフバンク株が一時6%超高:英ボーダフォンと買収交渉を好感

ソフトバンクの株価はこの日、買い気配を切り上 げ前週末比6%高で取引開始。その後、一時は同6.3%高まで上昇する場面もあった。 同社と携帯電話世界最大手の英ボーダフォンとの間でボーダフォン日本法人株式の買 収交渉をめぐり交渉中であることが明らかになったことが材料視され、買いが膨らん でいるようだ。

ソフトバンクの株価は午前9時31分現在、前週末の終値比140円(4.2%)高の 3450円で取引されている。株価は一時同210円(6.3%)高の3520円まで買い進ま れた。売買代金は東証1部首位。

日興コーディアル証券エクイティ部の西広市部長は「ソフトバンクの日本法人買 収で交渉中のニュースが市場でどう評価されるかは注目を浴びていたが、株価の動き を見る限り、巨額なファイナンスを懸念するより、前向きな戦略を評価し好感する声 が強かったといえる」との見方を示した。そのうえで、「株価がタイミング的には十 分下げきった水準にあったこともきょうの買いにつながっている要因のひとつ」と指 摘した。

いちよし経済研究所の納博司・主席研究員は、「交渉が妥結していない現時点で は株価には基本的にはニュートラルだ」という。そして今後の推移を見守るとしなが らも、1)価格がどの程度か、2)資金調達が可能なのか、3)ボーダフォンから引 き継ぐも、事業を十分に活かせる戦略を持っているのか、4)従来の計画である携帯 電話事業への参入との兼ね合い、など見極めるポイントを挙げた。

独立系投資顧問のマーケット・アンド・テクノロジーズ代表取締役、内山俊隆氏 は「株価にも基本的にはポジティブな材料であり、再び高値圏へと反発する可能性も 高い。さらに、放送と通信の融合で注目を集めていたものの株価的には出遅れ感のあ った通信関連銘柄全体に再編の動きが波及することは必至であり、大きなうねりとし て見直し機運が高まり、さまざまな反応が株式市場にも出てくるだろう。そのためソ フトバンクだけではなく、関連銘柄全体の動きからも目を離せない」という。

ソフトバンクは2007年4月から携帯電話事業に新規参入する方針を示してお り、昨秋には総務省から免許を取得していた。ボーダフォンの日本法人を傘下におさ めることができれば、すでに優位に立っているNTTドコモやKDDIと、真正面か ら対抗できる力を持った「第3勢力」となる。

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